先月、兵庫県宍粟市で暴力団幹部らが飲食店を経営する女性に対し、いわゆる「みかじめ料」を脅し取ろうとしたとして男2人が逮捕されました。 恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団・六代目山口組倉本組傘下組織幹部、中井和義容疑者(58)と宍粟市に住む露店商の中井孝幸容疑者(57)です。 和義容疑者らは先月14日、宍粟市内の関係者の住宅で、飲食店を経営する46歳の女性に対し、「もり代(=みかじめ料)を払ってくれたら、ややこしいやつを払いのけてやるが、払わなければ逆にややこしいことになるぞ」などと脅し、現金を脅し取ろうとした疑いがもたれています。 和義容疑者は女性の店の利用客だったといい、3日後に女性が「ヤクザの中井和義からみかじめ料を請求されている」と警察に相談し、警察が捜査していました。 警察の調べに対し、和義容疑者は「言いたくありません」と黙秘し、孝幸容疑者は「脅したり、お金を取ろうとしていない」と容疑を否認しているということです。