妹に会いに行った小学生を「ストーカー事件の参考人」に…韓国「逮捕」記載の出頭要請書

【08月01日 KOREA WAVE】韓国南東部・大邱市で、両親の離婚により離れて暮らす妹に会うため学校を訪れた小学生と母方の祖母が、ストーカー行為の疑いで通報された。小学5年生の兄には「要請に応じなければ逮捕される可能性がある」と記された警察の出頭要請書が届き、強い恐怖を訴えているという。 大邱寿城警察などによると、兄は両親の離婚後、離れて暮らす妹に会うため、家族と数回にわたって妹の学校付近を訪れた。離れた場所から妹の姿を見て帰っていたという。 しかし、この事実を知った妹の親権者である実父が、家族をストーカー行為の疑いで警察に通報した。 警察は7月初め、ストーカー処罰法違反事件で容疑者となった実母と、参考人として事情を聴くため、兄と母方の祖母に出頭要請書を送った。 問題となったのは、容疑者用の出頭要請書に、参考人である兄や家族の名前とともに「正当な理由なく出頭要請に応じない場合、逮捕される可能性がある」とする刑事訴訟法の規定が記載されていたことだ。 要請書を見た兄は「妹に会いたくて行っただけなのに、警察に捕まるのか」と話し、強い精神的ショックを受けたという。 逮捕に関する規定は犯罪の疑いがある容疑者にのみ適用され、出頭義務のない参考人には適用されない。 兄の家族は書面での事情聴取を求めたが、警察は対面または電話による聴取を求め続けた。出頭要請書を確認した兄は、強い恐怖から嘔吐する症状まで見せたと伝えられている。 韓国の人権保護捜査規則では、参考人に逮捕の可能性を示すなど、威圧的な方法で出頭を求めることを禁じている。 警察関係者は「子どもたちの実父が実母をストーカー行為の疑いで通報し、実母が容疑者となった。参考人である子どもと電話で話せるよう求めたが連絡が取れず、書面を送った」と説明した。その上で「容疑者用の出頭要請書には、兄や家族から参考人として事情を聴く必要があると記載されているだけで、逮捕に関する案内文は参考人とは関係がない」と釈明した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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