男子小学生にわいせつな行為をしたとして、警視庁は9日、不同意わいせつの疑いで、東京都八王子市寺田町の塾講師、田中耕一郎容疑者(75)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。 調べに対し、田中容疑者は「故意には触っていない」と容疑を否認。一方で、「子供たちが裸で遊んでいるのを見てヌーディスト村にいる気分で興奮した。小学校高学年から中学2年生くらいの男の子を見るとワクワクする」などと話しているといい、詳しい経緯を調べている。 捜査関係者によると、田中容疑者は10月上旬ごろ、東京都あきる野市の秋川河川敷で、男児(12)が13歳未満であることを知りながら、わいせつな行為をした疑いが持たれている。 田中容疑者は9月、河川敷で遊んでいた男児らに声をかけ、バーベキューをする約束をして連絡先を交換。バーベキュー当日、川遊びをした男児らに「脱いで絞った方がいい」と水着や下着を脱ぐよう促したほか、一部の男児にはわいせつな言葉をかけながら、下半身を触ったという。 被害を受けた男児から田中容疑者との話を聞いた母親が不審に思い、警察に相談して被害が発覚したという。 田中容疑者は元小学校教諭で、平成29年にSNSで知り合った男児ポルノ愛好家グループの教員ら男6人が摘発された事件で逮捕され、懲役3年、執行猶予4年の判決を受けていた。このグループは子供向けキャンプなどを利用。男児100人以上がわいせつ被害などに遭ったとされ、10万点を超えるわいせつ画像が押収された。