天海祐希“有希子”の“憑依”シーンに反響「ゾクゾクした!」 緩急自在の声の演技で“取調室の攻防”を支える<緊急取調室>

天海祐希主演の木曜ドラマ「緊急取調室」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)。12月4日に放送された “連続ドラマ・第5シーズン”第7話では、天海演じる取調官・真壁有希子にゲスト・加賀まりこ演じる赤沢秋絵が“乗りうつる”場面も…。天海が見せた“怪演”に、賞賛の声が集まった。(以下、第7話のネタバレがあります) ■今回の容疑者は…24歳年下の“疑惑の逆玉夫” 天海演じるたたき上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で、専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに繰り広げる被疑者相手の心理戦が見どころの同シリーズ。 今シーズンも、管理官・梶山勝利(田中哲司)、画像解析のエキスパート・玉垣松夫(塚地武雅)、ベテラン刑事・菱本進(でんでん)、キントリきっての頭脳派・小石川春夫(小日向文世)らおなじみのメンバーが集結。警視庁捜査一課の刑事コンビ“モツナベ”こと監物大二郎(鈴木浩介)&渡辺鉄次(速水もこみち)、有希子らに煙たがられる警視庁副総監・磐城和久(大倉孝二)も毎話登場する。 第7話では、人気の片付けアドバイザー・秋絵が死亡した事件が描かれた。秋絵を殺害しようとした疑いで逮捕されたのは、世間から“疑惑の逆玉夫”と呼ばれる24歳年下の夫・譲二(藤本隆宏)。譲二は犯行を全面否定するが、現場では譲二の殺意を裏付ける証拠が次々と見つかり…というエピソードだった。 ■天海祐希“有希子”、憑依!? 反響続々「役者さんすごい」 クライマックスで譲二を観念させたのは、亡くなった秋絵の思いを宿した言葉だった。その言葉を秋絵そっくりの声で語り掛けたのが、譲二の真正面に座った有希子だ。 自分が犯した罪を認めず、秋絵への感謝の気持ちも謝罪もない譲二。その様子を寂しげに見ていた有希子が、ゆっくり語りかけた。「あなたを気持ちよく処分するために、壮大な計画を練ったの。あなたに、ありがとう、さよならを言うために…」。 譲二をしっかり見据えながら語るその声は、秋絵そっくり。声とほほ笑みが秋絵と重なり、譲二は「やめろ、やめてくれ…! 俺がやったのは…」と、真っ青な顔でとうとう真実を口にした。 有希子に秋絵が“憑依”したかのようなこのシーンに、視聴者からも驚きの声が続々。「本当に秋絵さんが乗り移ったみたいでゾクゾクした!」「天海さんのせりふ回し、完全に秋絵さんだった…! 迫力がすごい」「秋絵さんと真壁さんがダブって見えて、役者さんすごいってなった」といった声が寄せられた。 ■天海祐希と加賀まりこが直接対峙するシーンも…「魂のやりとり」 本作の見せ場は、毎回“特別取調室”の中で起こる感情のドラマ。動きや背景の絵変わりがない分、演じる俳優たちの表情や声の演技が重要になってくる。 それを支えているのが、真壁有希子役の主演・天海。低めでもよく通る声質と、相手の心にスッと入っていく温もりある声色が、相手を時に刺激し、時に諭し、時に慰めて感情を揺さぶっていく。 第7話でも、譲二が「僕は犯人にでっち上げられたんですから!」と無実を訴えると、「なら!潔白を証明しましょうよ」と力強く励まし、「秋絵さんを愛してましたか?」と優しく問いかけて譲二を信用させる。一方、譲二が言い訳めいたことを口にすると「なるほど、そうですよねぇ?」と疑いの感情も覗かせ、攻防を盛り上げていく。取調室での会話を聞いているだけでも、まったく飽きることがない。 さらに7話のラストでは、亡くなった秋絵が有希子の前に現れる場面も。BGMもなく、静まり返った中で2人が交わしたやり取りに感じ入った視聴者も多かったようで、放送後は「天海さんと加賀さんの女優同士の魂のやりとりがグッと来た」「秋絵が有希子の前に現れるあのシーンの説得力がすごい」の声も上がっていた。 12月11日(木)放送の第8話からは、いよいよシーズン5を締めくくる最終エピソードが2エピソードかけて放送される。警察学校で、学生による拳銃暴発事件が発生。キントリがその学生・宮本(大橋和也)と教官の滝川(玉山鉄二)に対峙する――という展開。 公開されている予告では、有希子が宮本に「あなたはまだ警察官でしょう!」と声を荒げるシーンも…。連ドラ最後となる特別取調室での攻防が、いよいよ幕を開ける。

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