県警の姿勢に疑問の声「やっぱり変わらないじゃないか」 県議会で議論

相次ぐ不祥事を受けて策定した再発防止策を先月見直した鹿児島県警。それを受けて開催された12日の県議会では、県警の姿勢が改めて追及されることになりました。 【福司山宣介県議】 「積極的な姿勢になっているのかどうか、そこを県民は見ている。やっぱり変わらないじゃないかと」 12日の県議会・総務警察委員会で、岩瀬本部長ら県警幹部に県議らが追及したのは県民に対する姿勢です。 県警は現職警察官の逮捕が相次いだことなどを受けて策定した再発防止策を先月、見直しました。 この中には「より開かれた県警を目指す」ことなどが掲げられていますが、その見直しを説明する際、報道陣のカメラ撮影を拒否したことについて――。 【福司山宣介県議】 「この対応はいかがなものかと思わざるをえない。県警が目指している方向に行動が伴っていないと言われても仕方がない」 こうした指摘に対して、県警側はあくまで問題がないとの姿勢を崩しませんでした。 【県警 安達裕也警務部長】 「内容を刷新したものではないため発表というよりは説明をするという要素が強かった。県民への説明責任は果たしたと考えている」 また、10月に巡査長が減給処分されるなど依然、不祥事が止まらない現状にはこんな意見も。 【田畑浩一郎県議】 「公表した事案については警察官の名前まで公表しますとかそのぐらい厳しくやっていけばこういうことはなくなると思う」 【県警 安達裕也警務部長】 「県警職員が逮捕された事案については名前を公表してる。停職・減給処分について知事部局・教育委員会を含めて(名前が)公表されてることはないと思う。ことさら警察職員だけが守られてることではない」 このように答えるなど、より積極的な情報開示を求める県議会側と県警側との議論はかみ合わないままでした。

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