警察官などを名乗る相手から愛媛県松山市の高齢男性が9月、資金調査をでっち上げられ現金3430万円をだまし取られました。この事件で、調査員を装い男性の自宅で現金を受け取った疑いで、台湾の男が13日に逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所と職業が不明の台湾の男(48)です。 この事件では、松山市内の男性(70代)が今年9月に警察官を名乗る相手から電話を受け、犯罪との関与と口座の資金調査をでっち上げられ、現金3430万円をだまし取られています。 警察の調べによりますと、男はこの事件で9月21日に調査員を装って男性の自宅を訪れ、現金1430万円をだまし取った疑いがもたれています。 残りの2000万円は、共謀者が指定する口座に振り込ませたとしています。 警察は男性から被害届を受けて捜査し、防犯カメラの映像などから男を特定。大阪府内で13日に発見しました。容疑の認否は明らかにされていません。 警察は男の役割を「受け子」と見ていて、犯行グループの解明を進めるとともに余罪などを調べていきます。