元大阪府知事で大阪市長も務めた弁護士の橋下徹氏(56)が、14日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜前13・30)に出演し、タレント山口もえから仕事について指摘される場面があった。 この日は今年1年に起きた出来事を、名言などで振り返る特集を放送。NHK党党首の立花孝志被告が、死亡した元兵庫県議の名誉を傷つけたとして逮捕、起訴された事件についても触れられた。 橋下氏は「立花被告は法にのっとって罰を受けるなら、受けてもらわなきゃいけない」としつつ、「刑事(事件)に頼る、捜査機関に頼るというのも危険だと思う」と警鐘を鳴らした。 「僕も今、名誉毀損、いくつかやられているものは、これはと思うものは刑事告訴をやっているものがあるんですけど、何で刑事に頼らないといけないかというと、民事の裁判で不十分なんですよ」 民事裁判では損害賠償の額も高が知れており、賠償額の増額の必要性を主張。「表現の自由も大事だとは思うけど、メディアも含め発信する側も一線を超えたら破産するよって覚悟の下で発言すべきだと思う」と訴えた。 そんな中で、山口が橋下氏に「びっくりしたんですけど、橋下さん、まだ弁護士の仕事されてるんですか~?」と天然発言。スタジオは爆笑に包まれた。 橋下氏はコメンテーターとして各局に引っ張りだこなだけに、弁護士業からは離れていると思ったもよう。橋下氏は苦笑いしながら「ちゃんと資格は持って…。ちゃんと事務所にいます」と返答した。 「もうやってないかと思った」とつぶやく山口に、橋下氏は「実務は優秀なうちの弁護士がやっていますけど、(自分も)ちゃんとやってます」と説明。「何かあれば…」と持ちかけ、笑いを取っていた。