5日静岡県伊豆の国市の病院から入院中の被告人の男が逃走した事件で、静岡県警の久田誠本部長が県議会で謝罪しました。 静岡県警 久田誠本部長 「付近住民の皆様をはじめたとした多くの県民の皆様にご心配とご迷惑をおかけしたことに対し、この場をお借りしてお詫びを申し上げます」 5日伊豆の国市の順天堂大学医学部付属静岡病院で、強盗致傷事件で逮捕され、その後入院していた住所不定無職の被告(54)が7階の病室から逃走しました。 被告は逃走からおよそ12時間後に逮捕されましたが、伊豆の国市内の複数の小中学校では休校になるなどの影響が出ました。 15日午前開かれた静岡県議会の常任委員会で、当時の県警の監視体制について質問があがりました。 坪内秀樹県議 「県警察ではどのような経緯や問題点で発生し、どのような受け止め方をしているのか県警察の考えをお伺いいたします」 静岡県警 加藤悟総務部長 「現時点では逃走時間帯、当時病室内の警察官の配置や被留置者の視認性の確保。手錠等戒具の使用等が適切になされていなかった可能性があると考えておりまして、このような点も含め調査をやっているところでございます」 県警は関係職員への聞き取りや関係記録を確認するなどして、今後再発防止策を検討するということです。