警察官を名乗る男から「逮捕状が出ていて、金の調査が必要」などと言われ、福井市の70代の男性が6回にわたり3060万円をだまし取られました。 警察の調べによりますと、男性は今年10月に通信業者を名乗る男から電話があり「あなたの回線が止められるから警察に連絡する」と言われました。その後、12月1日にかけて警察官らを名乗る男から「あなたの回線が止められるから警察に連絡する」「詐欺に加担していないことを確認するために、お金を調査する必要がある」などと電話があり、男性は指定された口座に、6回にわたり合わせて3060万円を振り込みだまし取られたということです。 警察では、特殊詐欺事件とみて捜査を進めています。 なお県警によりますと、今年1月から10月までの県内の特殊詐欺の被害は55件確認されていて、被害額はおよそ3億4500万円と過去最悪となっています。