トラックと重機窃盗疑い、神戸の男ら3人逮捕 被害83件1億円、海外に転売か 鼻をかんだ際の袋から指紋検出

近畿4府県でトラックやフォークリフトを盗んだとして、兵庫県警捜査3課と灘署などが窃盗などの疑いで、神戸市兵庫区の男ら3人を逮捕したことが16日、捜査関係者への取材で分かった。3人は既に起訴されており、県警は昨年11月~今年3月に発生した83件、約1億650万円相当の被害に関与したとみている。 逮捕・起訴されているのは、同市兵庫区の販売業の男(49)▽堺市の無職の男(43)▽住所不定無職の男(40)。起訴状によると、販売業の男らは2月21日未明、神戸市灘区の会社作業場で、フォークリフト1台(時価約147万相当)を盗むなどしたとされる。 県警は、3人が中古市場で需要の高いトラックや重機を狙って盗みを繰り返し、被害品を買い取り業者に売却していたとみて捜査。被害品は既に海外へ転売されたとみられる。 捜査関係者によると、窃盗と建造物侵入の疑いで4月に販売業の男を逮捕していた。販売業の男は灘区の作業場で鼻水が出た際に、ビニール袋の包装からティッシュを取り出して使用。現場に残されたビニール袋から指紋が検出され、容疑者特定の決め手になったという。県警は堺市の無職の男が主導的な立場だったとみている。

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