静岡県教育委員会は女子生徒への性暴力行為をした県立高校の男性教諭と窃盗事件で逮捕後不起訴となった特別支援学校の男性教諭の懲戒免職など計4人に対する懲戒処分を発表しました。 県教委の発表によりますと18日付で懲戒免職となった県立高校の35歳の男性教諭は、8月から9月にかけ、勤務先の学校の女子生徒に対し複数回抱きしめたりキスをしたりしたということです。この事案に関連し、発生を認識したにも関わらず、速やかに県教委へ報告しなかったとして、同校の57歳の女性校長が減給処分となっています。 また、同じく懲戒免職となった県特別支援学校の63歳の男性教諭は、10月に三島市内の畑で柿を盗んで逃走した疑いで逮捕され、その後、不起訴処分となっていました。 このほかに、特別支援学校の26歳の男性職員が、5月から9月にかけ複数回にわたり、勤務先の学校の職員室などで、同僚職員の財布から現金を盗んだとして、17日付で停職処分を受けています。 今回の処分を受け、池上重弘教育長は「児童生徒、保護者をはじめ、県民の皆さまの学校教育対する信頼を著しく失わせるものであり社会的責任はきわめて大きく、深くおわび申し上げます」などとコメントしていて、県教委としては、今後、こうした不祥事防止対策を実施するとともに、教職員の一層の綱紀の粛正と、教育公務員としての使命感、倫理観の高揚を図っていくとうことです。