【2025年上半期】富山を振り返る NYタイムズの評価や厳しい自然災害、米の価格高騰など

今年も残すところ10日あまり。皆さんにとって2025年はどんな1年だったでしょうか。 2025年を上半期と下半期に分けてこの1年を振り返ります。今回は1月から6月の上半期です。 2025年の幕開けー。能登半島地震から1年がたった被災地・氷見市では。 *参拝客は 「本当に無事に1年が終わってほしい」 復興を願い、再生に向かう1年が始まりました。 新年早々、うれしいニュースが飛び込んできました。 *リポート 「ここ富山市NYタイムズで人ごみを避けながら文化的な感動や美食を楽しめると評価されました」 アメリカの有力紙NYタイムズが今年行くべき52カ所のひとつとして富山市を選定、掲載されたスポットが賑わいを見せました。 賑わいは、ここでも。 *観光客は 「ブリがたくさん今年は獲れてると聞いたので」 富山湾の冬の味覚ブリが豊漁。『ひみ寒ぶり』のブランド化以降、過去2番目に多い水揚げとなりました。 *買い物客 「なんでも高くてこんなになんで高くするんかね、わけ分からん」 一方、増えたのは家計の負担もー。 天候不順による生育不良でキャベツがひと玉600円以上!高級食材並みの価格に消費者から悲鳴が上がりました。 *リポート 「雪に強いSUV型の車両なんですが身動きが取れなくなっています」 2月、シーズン最強寒波の襲来で県内は大雪に見舞われました。 40台のトラックが国道で立ち往生したほか、農業用ハウスやアーケードの屋根が倒壊。除雪中、80代の女性が用水に転落し亡くなりました。 朝乃山の後輩富山市出身近畿大学の浦山秀誠さんが角界へ。音羽山部屋入門を前に意気込みを語りました。 *近畿大4年(当時) 浦山秀誠さん 「相撲界も地元富山も盛り上げられる力士になりたい」 音羽山部屋しこ名は鶴英山に。 *買い物客は 「ひどいね。安くなるならいいけど上がりっぱなしだもんね」 値上げの春ー。 4月、4000品目を超える食品の値上げが家計を直撃しました。 *客は 「正直びっくり。高すぎて」 ガソリン価格も過去最高値189円台に。 富山湾に春の訪れを告げるシロエビ漁がスタート。 能登半島地震による海底地すべりの影響で不漁が続く中、初日は豊漁。シーズンを通した漁獲量は去年を上回りました。 能登半島地震の爪痕が残る中2年ぶり松川べりにチンドンの音色が響いた。 銅器のまち高岡市で銅像が盗まれる被害が相次ぎました。 6月には小矢部市でブロンズ製ビーナス像の盗難も。銅の価格高騰が背景か。 大阪・関西万博が開幕。開会式ではうれしいサプライズが。南砺市五箇山に伝わる『こきりこ』が、日本を代表するメロディーとして世界に向け発信されました。 *リポート 「滝谷容疑者が勤務していた富山大学の建物に県警の捜査員が入っていきます」 5月、風俗営業が禁止されている富山市のアパートで性的なサービスを提供したとして富山大学の准教授らが逮捕されました。 *自民党富山市連 中川忠昭支部長(当時) 「残念でならない。苦渋の選択」 異例の『現職外し』。不適切な党員登録問題などが明らかになった田畑裕明衆院議員について自民党富山市連は、次期衆院選の公認候補となる富山1区の支部長に選任しない方針を決めました。 *リポート 「オープンの30分前です店の外には多くの人が並んでいて先ほど整理券の配布が終了しました」 *客は 「ちょっとおかしい。お米は主食だから安くしてほしい」 今年を象徴する漢字で2番目に多かった『米』。コメの安定供給への関心が高まった1年でもありました。 6月、価格高騰が続く中政府の随意契約で放出した備蓄米の販売が県内でも始まり、整理券を求めて未明から長い列ができました。 そして『寿司』への関心も高まりました。福岡・北九州市と寿司を通じた連携へ。県は大阪・関西万博にもブースを出展し寿司を入り口に富山の豊かな自然・食文化を国の内外に発信しました。 *来館者は 「シロエビがおいしかった。大阪ではなかなか食べられない味。後味も残ってておいしい」 観測史上最も早く梅雨が明けた今年。 6月下旬、すでに気温が35度を超える猛暑日を記録し記録的な猛暑を予感させました。 次回は、猛暑にクマの大量出没、記録づくめの2025年下半期を振り返ります。

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