「何者かが自宅に侵入してくる」元旦の夕方、除霊と称し放火した男が近隣住民にもたらした“災禍”

元旦の夕方、多くの家族がお正月の団欒のひと時を過ごしていたであろう団地で事件は起きた。 1月1日、千葉東署が現住建造物等放火の容疑で緊急逮捕したのは、千葉県若葉区みつわ台の団地に住む自称パート従業員・伊藤碧容疑者(33)だ。伊藤容疑者は午後6時ごろ、母親(66)と同居する自室にガスコンロで火を放った疑いだ。 「午後5時40分ごろ『暴れている息子に襲われている』という女性からの119番通報がありました。他の事件の捜査をしていた警察官が、煙を見つけて駆けつけたところ、5階建ての集合住宅の4階の一室から火が出ていたそうです。 約2時間後、団地の敷地内にいた伊藤容疑者を発見。事情聴取をしたところ、『家に火をつけた』などと話したことから、現住建造物等放火の疑いで緊急逮捕しました。 伊藤容疑者は取り調べに対し、『火をつけて燃やしたことに間違いない』と容疑を認めています。さらに動機については『何者かが自宅に侵入してくるので除霊をしたかった』などと供述しているようです」(全国紙社会部記者) 火災現場には消防車など13台が駆けつけて消火にあたり、約5時間後に鎮火したという。消防によれば、火元となった部屋約70㎡が全焼しただけでなく、上の階のベランダや窓の一部などが焼けたそうだ。 だが、実際に現場を訪れてみると、火元となった4階の部屋だけでなく、周囲にも被害は及んでいた。とくに火元の真上の5階の部屋は真っ黒焦げの状態で、かなりの被害であることが見てとれる。幸いケガ人は出ていないそうだが、年明け早々にとんだ災難だろう。近隣の住民たちからはこのような声が聞かれた。 「うちは火事のあった棟とは離れているんですが、当日は消防車が何台も来るし、パトカーとか、もうすごい音でした」 「消火時の放水で部屋が浸水してひどい状態になった方もいらして可哀想です」 「この団地は分譲なんです。火元の方も長く住まわれているはずなのに、なんで火なんかつけたのでしょうか」 近隣住民の1人も首をひねるように、なぜ伊藤容疑者は自室に火を放ったのだろうか。彼の言葉通り、霊が侵入していたのか。犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は次のように分析する。 「悪霊が来ているから退治するとか、除霊するんだとかで放火をした例は過去にもよくあるんですよ。ただ、家族がすぐに気づいて消したとかで、そんなに大事にはなっていないだけです。そしてその一定数は心に障害がある場合です。 しかし、言い逃れをしている可能性もあるので、きちんとした検証が必要。ふだんから『何かが侵入している』といったような言動があったかどうか。いつもはちゃんと会話のキャッチボールができていても、何かの拍子に異常な言動をするようになってしまう人もいます。ただ、一緒に生活していればそれはわかりますよ。だから家族に詳しく話を聞いて検証することでしょう」 捜査が進展すれば、事件の真相も明らかになりそうだ。ただ、せっかくの年始が台無しになってしまった人たちにとっては憤懣やるかたないに違いない。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://x.com/FRIDAY_twit

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加