イラン抗議デモ拡大、死者20人超に 首都バザールで催涙ガス

【AFP=時事】物価高への不満をきっかけに始まった抗議活動が10日目に突入したイランで6日、首都テヘランでのデモを解散させるために治安部隊が催涙ガスを使用した。NGOによると、12月28日始まった抗議活動は過去3年で最も規模が大きく、これまでに20人以上が死亡しているという。 生活費の上昇に対する不満が高まるなか、イラン通貨リヤルは6日、対外貨幣に対して過去最安値を更新した。 ノルウェーに拠点を置くNGO「イラン人権(IHR)」によると、治安部隊によるデモ隊への対応で、これまでに18歳未満の未成年5人を含む27人が死亡している。一方で、イラン当局は治安部隊側でも死者が出ているとし、6日には警察官1人が射殺されたことを明らかにした。 一連の抗議活動は、2022~23年にかけて起きた抗議デモ以来となる大規模なものとなっている。この時のデモは、厳格な女性の服装規定に違反したとして拘束されたマフサ・アミニさんの死をきっかけに始まった。 イランのファルス通信は、6日午後のストライキ中にバザール周辺で「散発的な集会」が行われ、警察が解散させたと伝えた。 IHRや米国拠点の「人権活動家ニュースエージェンシー(HRNA)」がSNSに投稿した映像では、数十人のデモ参加者が「自由」「恥知らず」と叫ぶ様子が捉えられていた。 その後、治安部隊がデモ隊に向けて催涙ガスを使用し、デモ参加者らは散り散りになった。 国営イラン通信は「一部」のデモ参加者が逮捕されたと報じたが、具体的な人数は明らかにしていない。 テヘラン以外の地域でも抗議活動が続いている。HRNAは西部アブダナンで大勢の人々が行進し、「これが最後のメッセージだ、全体制が標的だ」といったスローガンを叫ぶ映像を投稿した。【翻訳編集】 AFPBB News

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