警察は、青森県内に住む40代男性が警察官や検事を名乗る男らに現金と暗号資産計約615万円をだまし取られる被害にあったと発表しました。 むつ警察署によりますと去年12月20日、青森県内の40代男性のスマホに警視庁刑事部捜査二課のキムラタモツを名乗る男から 「あなた名義の口座が詐欺グループに使われている」 「詐欺事件の共犯者の疑いがあるので、徳島県警察に出頭すること」 などと電話がありました。 男性が徳島県には行けないと答えると、電話を代わった徳島県警のホンダを名乗る男の指示で、LINEアカウント「令和「わ」1125」を友だち登録。 その後、LINEのビデオ通話でホンダを名乗るYシャツ姿の男から警察手帳を見せられ、 「在宅捜査をするので、毎日電話をかけること」などと言われました。 さらに、LINEのグループビデオ通話に参加した検事のワタナベを名乗るYシャツ姿の男から逮捕状を見せられ、 「捜査に協力しなければ逮捕する」 「紙幣番号を調べるので、現金を振り込むこと」 「TXIDを調べるので、指定したアドレスに暗号資産を送信すること」 などと次々に金銭を要求されたため、男性は指示に従い、12月21日と22日の2回にわたり、県内の金融機関ATMから指定されたネット銀行の個人名義口座に計190万円を振り込みました。 さらに、12月23日から26日にかけて4回にわたり、暗号資産取引所「バイナンス」で購入した暗号資産「トロン」計425万2,959円相当を指定されたアドレスに送信しました。 しかし、12月27日を最後に相手と連絡が取れなくなり、不審に思った男性が警察に相談して、被害が発覚したということです。 県内では、警察官や検察官などの捜査機関をかたり金銭をだまし取られる詐欺被害が多発しています。 警察は、捜査機関がLINEで取り調べをしたり、金品を要求したりすることは絶対にないとして、警察官などをかたり金銭を要求する電話があった際は、絶対に一人で対応せず、家族や最寄りの警察署などに相談するよう注意を呼びかけています。