「私は無罪であるということを信じております。裁判官におかれましては、さらに慎重に調べていただき、良い結果が出るようにお願いします」 自身がコーチを務める卓球スクールで、生徒や生徒の母親にわいせつな行為をしたとして、不同意わいせつと準強制わいせつの罪に問われていた元卓球日本代表の吉田(逮捕時は小西)海偉被告(44)は、最終陳述でこう述べていた。 そんな吉田被告の判決公判が1月21日にさいたま地裁で開かれた。 吉田被告は上下黒のスウェット姿。笑みを浮かべながら弁護人と挨拶していたこれまでとは違い、硬い表情で入廷。公判でのやり取りはすべて中国語の通訳を通じて行われた。 江見健一裁判官は、「卓球指導の一環を装ってわいせつ行為に及んだもので、被害者らが抵抗しにくい地位にあることに乗じた点で、いずれの犯行も卑劣である」などとして、「懲役3年(求刑5年)」を言い渡した。 吉田被告が最初に逮捕されたのは’24年8月20日のことだった。 8月7日、当時の妻・小西杏さんが経営する『WEILAI(ウェイライ)卓球スクール』の荷物置き場で、生徒の母親である40代女性のAさんにわいせつな行為をしたという不同意わいせつの疑いだった。 Aさんによると「これから、(Aさんの息子が)練習試合をするので見に来ませんか」と吉田被告から電話があり、卓球スクールに向かったという。練習試合が終わり、Aさんの息子と試合相手がランニングに出かけると、突然、マッサージが始まった。そのときの様子を、Aさんはこのように証言していた。