人気バンドのボーカル・ソンジェ(ピョン・ウソク)とその熱烈なファン・ソル(キム・へユン)のロマンスにタイムリープの要素が加わり、世界109か国で1位を記録するヒットとなった韓国ドラマ「ソンジェ背負って走れ」(2024年)以降、“スターと一般人”という組み合わせが織りなすロマンスが熱い注目を集めている。ポイントは、ドラマを盛り上げるプラスアルファの仕掛け。アイドルと弁護士の組み合わせでサスペンステイストを組み込んだ「アイドルアイ」(ABEMAほかで配信中)、女優と通訳の組み合わせで“言葉”に焦点を当てた「恋の通訳、できますか?」(Netflix)など、最新の話題作3作をチェック! ■アイドルが殺人容疑で逮捕!“スターを弁護”「アイドルアイ」 「アイドルアイ」(全12話、ABEMAほかで毎週月・火曜夜11:30)は、少女時代のチェ・スヨン演じる“アイドルオタク”の弁護士メン・セナが、メンバーを殺した容疑で逮捕されたト・ライク(キム・ジェヨン)の事件を担当することから始まるミステリーロマンス。 いつも輝いて、花道だけを歩いてほしい――。そう願っていた大好きな“推し”が殺人事件の容疑者にされ、極度の不安から別人のように荒れていく。そんな、ファンとしてはつらすぎる状況でも、セナは弁護士として冷静にライクの状況を見極め、彼を絶望から救うため戦う。やがて、ライクがデビューする以前から2人に特別な縁があったことが明らかになっていく。 ロマンスに殺人事件というミステリー要素が絡み合い、“アイドルとのロマンス”という非日常設定にリアリティをもたらしている同作。ネットニューススキャンダルやファンによるデモといったアクシデントも、スターとの恋ならではのハードルだ。 とはいえ、そこはやっぱり“アイドルとの恋”。薄着のセナに上着を着せかけながらライクがさりげなく口にする「ファンサービスだから」の一言に視聴者から「今のは反則!」の声が上がるなど、ミステリーにハラハラドキドキしながらも、“推しとのロマンス”気分もたっぷり味わえる。 配信中の第10話でついに2人は結ばれ、最終話(12話)に向け、物語はラスト2話。1月26日(月)配信開始の第11話ではいよいよ、セナとライクが殺人事件の真相に大きく近づいていく。 ■スター俳優と通訳のもどかしいロマンス「恋の通訳、できますか?」 「海街チャチャチャ」のキム・ソンホと「還魂」パート2のコ・ユンジョンが共演するロマンチック・コメディ「恋の通訳、できますか?」(Netflixで全話配信中)。無名の俳優チャ・ムヒ(ユンジョン)は、日本の鎌倉でマルチリンガル通訳士のチュ・ホジン(ソンホ)と知り合う。連絡先も聞かずに別れた2人だったが、その後ムヒが突如、大ブレイク。世界的スターとして海外からのインタビューを受けることになり、通訳に現れたホジンと再会する。 福士蒼汰が“ロマンス王子”のキャッチフレーズを持つ日本の人気俳優・黒澤ヒロを演じ、韓国ドラマに初挑戦していることでも話題を集める本作。テーマは“言葉と恋心”だ。 英語に日本語、イタリア語などを操るホジンは、ムヒとヒロが世界を旅するバラエティ番組に通訳者として同行。ホジンとムヒ、ヒロとムヒそれぞれ、序盤の気まずい関係から徐々に互いを理解し合うのだが、ホジンの心に嫉妬にも似た感情が芽生えるにつれ、ムヒの言葉の奥にある思いが理解できなかったり、ヒロの言葉を素直に訳せなかったり…3人の関係は大きく揺れ動く。 言葉は理解できても、人の心は理解できない。それが恋心なら、なおさら…。そのもどかしさを、スターと通訳という“言葉”を介した関係にのせて描く。4か国語を操るソンホのカッコよさはもちろん、俳優陣の背後に広がる日本をはじめカナダ、イタリアの美しい風景にも酔いしれたい作品だ。 ■アイドルバンドのリーダーと大学生の青春ロマンス「四季の春」 「四季の春」(Leminoで全話配信中)は、大人気K-POPアイドルバンド「ザ・クラウン」のリーダー・サゲ(AxMxPハ・ユジュン)と母を事故で亡くした大学生ボム(パク・ジフ)、サゲのライバル・テヤン(N.Flyingイ・スンヒョプ)が繰り広げる青春ロマンス。スターと大学生の恋模様に、“音楽”の要素とボムの母の死の真相を巡るサスペンス要素も絡み合っていく。 事務所社長から突然活動自粛を言い渡され、大学に通うことになったサゲは、キャンパスでボムと運命的な出会いを果たす。一瞬にしてボムに恋したサゲは彼女が所属するバンドに入部を試みるが、ボムに想いを寄せる部長テヤンと対立することに…。サゲは自身のバンド「トゥ・サゲ・バンド」を結成して立ち向かうが、初ステージを目前にして何者かの妨害に遭う。やがて、サゲは一連の妨害がボムの母の死と深く結びついていることを知る。 最終回放送後、ドラマ「ペントハウス」の脚本家が手掛けたことが明かされ、話題を呼んだ本作。単なる青春ロマンスでは終わらない衝撃のクライマックスが待ち受ける。また、「トゥ・サゲ・バンド」のバンド演奏シーンをはじめ、音楽も本作の重要な要素だ。チョン・ヘインやイ・ホンギ(FTISLAND)、ロウン、ウォンヒ(WONHEE・ILLIT)など、豪華な特別出演キャストも必見だ。 “アイドル×弁護士”でリーガルモノとしても楽しめる「アイドルアイ」、“俳優×通訳士”で言葉の力に想いを馳せたい「恋の通訳、できますか?」、そして“アイドルバンド×大学生”でサスペンス要素と演奏シーンも見どころの「四季の春」…話題の3作で、スターとのロマンスという“非日常”を味わってみては? ◆文=ザテレビジョンドラマ部