異例の35人大量処分も…家宅捜索中に捜査対象の男性に暴行 大阪府警の元捜査員2人に有罪判決

「被告人を拘禁刑2年6か月に処する。この判決確定の日から3年間、その刑の執行を猶予する」 有罪判決を言い渡された瞬間、元巡査部長の男は淡々と話を聞いていました。 報告・福島 達朗 記者 「午後1時30分です。逮捕された警察官の身柄が検察庁に送られます」 判決によりますと、大阪府警の元巡査部長の阪口裕介被告(33)(特別公務員暴行陵虐などの罪)と元警部補・時長力被告(51)(特別公務員暴行陵虐の罪)は、去年7月、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる『トクリュウ』の拠点を家宅捜索した際、捜査対象だった複数の男性に殴るなどの暴行を加えました。 2人が所属していたのは『刑事部捜査4課』。暴力団など反社会的勢力の捜査を担当する部署です。 当時、家宅捜索の現場にいたのは30人ほどの捜査員で、2人のほかにも4人が暴行を加えたとして在宅起訴されています。 時長被告 「上層部からの相当なプレッシャーを感じていた」 現場の責任者だった時長被告は暴行を加えた理由について、裁判でこう話していました。 迎えた26日の判決。 裁判長 「警察官の職務に対する国民の信頼を損なった」 大阪地裁は時長被告に拘禁刑2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。また、阪口被告に対しては拘禁刑2年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。 この暴行事件を巡っては23日、大阪府警の1つの不祥事としては平成以降、最も多い35人が一斉処分されています。

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