今から74年前に起きた「菊池事件」。ハンセン病とされた男性が殺人の罪に問われ、無実を訴えながらも死刑が執行されました。熊本地裁は28日、遺族が求めた「再審」(裁判のやり直し)を認めるかどうか決定を出します。獄中で訴え続けた無実の叫びを、弁護団が引き継いでいます。 家族から獄中に届く手紙だけが心の支えでした。 「再審の却下されたる吾れなるを君よりの文 やさしさに満つ」 短歌を書き残したのは、死刑が確定した男性。無実を訴え再審(裁判のやり直し)を求めていました。男性が犯人とされたのは、1952年に県の北部にある山道で村役場の職員が刃物で殺害された「菊池事件」。この職員にハンセン病患者だと告発されたことを恨んでの犯行だとして、当時29歳だった男性が逮捕されたのです。