東京大大学院に設置された共同研究の講座を巡る贈収賄事件で、収賄容疑で東大大学院教授、佐藤伸一容疑者(62)が警視庁捜査2課に逮捕されたことを受け、東大は25日、ホームページで藤井輝夫学長名のコメントを発表し「痛恨の極みであり、言語道断で遺憾」と謝罪した。 佐藤容疑者への接待を巡っては昨年3月に週刊文春が報道。5月には、東大に共同研究や講座開設の契約を一方的に解除されたとして、日本化粧品協会などが佐藤容疑者や東大に契約解除無効の確認や約4200万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴していた。 藤井氏は、大学として独自に調査を進めてきたものの、状況・経緯の広報や対応・処分などで「十分な説明を尽くせていなかったことにつき、深く反省している」とした。 佐藤容疑者の逮捕容疑は、令和5年3月ごろ~6年8月ごろ、東大大学院内の「臨床カンナビノイド学講座」の設置手続きや、研究内容の選定などの便宜を図る見返りに、共同研究先の日本化粧品協会代表理事の男性代表理事(52)から数十回にわたり、風俗店などで計180万円相当の接待を受けたとしている。 警視庁は26日、贈賄容疑で男性代表理事を、収賄容疑で佐藤容疑者の部下で同大学院元特任准教授の男性医師(46)をそれぞれ書類送検した。