札幌市豊平区で駐車禁止の取り締まり対象外であることを示す「駐車禁止等除外標章」の偽物を使うように従業員にそそのかし、実際に使ったとして、介護サービス会社の社長と従業員の女2人が逮捕されました。 偽造有印公文書行使教唆の疑いで逮捕されたのは、札幌市豊平区の介護サービス会社の社長・田中しよう子容疑者69歳です。 また行使の疑いで逮捕されたのは、田中容疑者の会社の従業員で、介護士の三浦淳子容疑者60歳です。 田中容疑者は、2025年5月下旬ごろ、三浦容疑者に対し偽造した標章を渡して、それを使うようそそのかした疑いが持たれています。 また三浦容疑者は、2025年10月17日午後3時前、会社付近の路上で、偽造した標章を車のダッシュボードの上に掲示し、実際に使った疑いが持たれています。 駐車禁止を取り締まっていた監視員が、標章が掲示された車2台を発見し、その際、標章の発行番号が2枚とも同じ番号であることに気づき、警察に通報しました。 駆け付けた警察官が確認すると、標章はカラーコピーで作られた偽物であると判明し、事件が発覚しました。 車2台のうち1台が、三浦容疑者が使用していたものでした。 警察は、2人から事情を聴くなど裏付け捜査を進め、容疑が固まったとして2日、2人を逮捕しました。 北海道公安委員会が発行する「標章」は、「車両通行禁止」「駐停車禁止」「駐車禁止」の交通規制から除外され、取り締まりの対象外となります。 本来は、歩行が困難な障害者や電気やガスなどライフラインの復旧にあたる事業者、緊急往診する医師などが事前に申請をし、認められた場合のみ交付されます。 警察によりますと、今回発覚した偽造標章は、「歩行困難者」として田中容疑者の会社の利用者に交付されたものが不正にコピーされていました。 取り調べに対し、2人が容疑を認めているかどうか、警察は今後の捜査に支障があるとして明らかにしていません。 警察は、偽造された「標章」を日常的に使っていなかったどうか調べています。