退職代行サービス「モームリ」の代表が、警視庁に逮捕された。容疑は弁護士法違反。報酬目的で退職代行に関する業務を弁護士に紹介し、紹介料を得ていた疑いだ。 累計4万件以上の退職を成立させた業界大手が、突如として社会問題の中心に立たされた。 「これは違法だったのか」 「救われた人もいたはずなのに」 「そもそも退職代行って必要なのか」 このニュースをめぐって、いま最も注目を集めているのは法律の問題です。非弁行為とは何か、どこまでが合法で、どこからが違法なのか。議論の焦点は、制度や条文の解釈に集まっています。 しかし一方で、この出来事は、法律の問題にとどまらず、ベンチャー企業が競争のない市場、いわゆるブルーオーシャンに参入し、急成長していく過程で、どのような「壁」に直面するのかを示す事例でもあります。 この記事ではマーケティングコンサルタントとして、モームリの事例をもとに、成長の裏側にあった「壁」を読み解いていきます。