【札幌タイヤ脱落事故】父親が語る加害者への憤り 52歳男は執行猶予中に無免許運転で逮捕 裏切られた裁判所の温情と、終わらない家族の苦しみ 当時4歳の娘は意識不明のまま

■「裏切られた裁判所の温情」娘はいまだ意識不明 2023年11月、札幌市西区で不正に改造された軽トラックからタイヤが外れ、歩道を歩いていた当時4歳の女の子に直撃しました。この事故により、女の子は意識不明の重体となりました。 過失運転傷害と車両不正改造の罪に問われた運転手の若本豊嗣容疑者(52)に対し、札幌地裁は「過ちを認め、二度と運転しないなど反省している」として、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。 しかし、その判決から間もない2025年11月から12月にかけて、若本容疑者が無免許で車を運転していたとして、道路交通法違反の疑いで逮捕されました。 警察の調べに対し、「仕事をするためだった」などと供述しているといいます。 法廷で涙ながらに語った「反省」とは何だったのか。いまも意識不明の女の子の父親に、現在の娘さんの容体と、裏切られた思いについて話を伺いました。 ■回復する見込みがない娘の容体 ――まず、娘さんの現在の容体について教えていただけますでしょうか。 父親:事故直後から変わらず、今も意識がない状態で入院しています。 脳と頸椎への損傷が大きく、医師からは「回復する見込みがまずない」と言われており、その状況が今も継続しています。 ――面会に行かれた際は、どのような言葉をかけていらっしゃいますか。 父親:最近の話をしてあげたりしています。 私からは「お姉ちゃんは今こういうことにハマっているよ」とか「今年雪が多いんだよ」といった、日常的な会話をできるだけするようにしています。 ■「家族が足りない…」一変した家族の生活 ――事故から時間が経ちましたが、ご家族の生活はどのように変わりましたか。 父親:やはり娘がいないということで、家の中の雰囲気も全然違います。「家族が足りない」という状況が続いていて、喪失感はずっとあります。 それでも父親として家族を養わなければならないので、仕事はしなければなりません。 ――悲しみの中で日常を取り戻すのは大変なことだと思います。 父親:「ずっと悲しい」という気持ちはどうしても埋まりません。 ですが、その気持ちを引きずって他の子供たちと接していても、ずっと泣いていてもしょうがないので。 子供たちが悲しい記憶ばかりじゃなく、日常を幸せに感じてもらえるように、なんとか日常に戻れるように心がけています。

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