首都圏強盗、東京・国分寺の事件で現金回収役の男を再逮捕 X通じて「闇バイト」応募か

首都圏で相次いだ強盗事件のうち、昨年9月に東京都国分寺市で多額の現金が奪われ、住人が重傷を負った事件で、警視庁捜査1課は住居侵入と強盗傷害の疑いで、東京都足立区関原、無職、木本康寛被告(31)=詐欺罪で起訴=を再逮捕した。「強盗は分からないが、現金を運んだことは間違いない」と容疑を一部否認している。 逮捕容疑は、共謀して昨年9月30日未明、国分寺市の住宅に侵入し、住人の60代女性を粘着テープで縛ってハンマーで殴打してけがをさせ、現金約865万円と財布など26点(時価計約41万円)を奪ったとしている。 捜査1課によると、木本容疑者は現金回収役で、X(旧ツイッター)を通じて「闇バイト」に応募したという。事件後、実行役から現金を受け取った別の回収役の女から足立区内の公園の公衆トイレ個室で、現金を受け取ったとみられる。木本容疑者はその後、現金を自宅で妻に渡したとして、「他の人物に渡すため、埼玉県草加市内の公園まで運んでもらった」と供述しているという。 捜査関係者によると、木本容疑者は2年前ごろから特殊詐欺事件に加担して収入を得ており、別の詐欺事件に関与したとして、北海道警に逮捕されていた。木本容疑者の妻も横浜市の強盗殺人事件に現金回収役として関与したとして、逮捕、起訴されている。 国分寺事件では、これまでに実行役や実行役を募集したとみられるリクルーター役、現金回収役の4人が逮捕されている。

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