広島・羽月隆太郎容疑者起訴 鈴木清明球団本部長、今後は「事実に基づいて粛々と」 契約解除の可能性も

広島地検は17日、指定薬物のエトミデートを使用したとして、医薬品医療機器法違反の罪で広島・羽月隆太郎容疑者(25)を起訴した。起訴を受け、同球団の鈴木清明球団本部長(71)が報道陣に対応し、今後の対応について「事実に基づいて粛々と進めていく。どうしていくかはこれから進めていく」と話した。 同容疑者は1月27日に医薬品医療機器法違反の疑いで広島県警に逮捕された。鈴木清明球団本部長は翌28日、同容疑者の逮捕を受け、契約に関して言及。「今の段階では在籍という形にはなりますけど、今後の捜査の進展を見ながら対応していく」と解除の可能性を示していたが、この日も「こちらで考えて選手会を含めて話をしていきます」と変わらない方針だった。 広島県警によると昨年12月16日、110番通報を受けて警察官が向かった先に、通報者と羽月容疑者がいた。場所は広島県内で、任意同行して尿検査をすると、エトミデートの陽性反応が出た。県警は1月27日に医薬品医療機器法違反の疑いで容疑者を逮捕し、同29日に送検。30日にはチームの本拠マツダスタジアム(広島市南区)、大野屋内総合練習場(廿日市市)を家宅捜索していた。 エトミデートは「ゾンビたばこ」や「笑気麻酔」と呼ばれ、若年層を中心に広がっている。過剰摂取で手足がけいれんしたり、意識を失ったりする場合があり、政府は取り締まりを強化する考えを示している。同容疑者は当初「使った覚えはありません」と容疑を否認していたが、2月6日にエトミデートの使用を認める供述を始めたことが分かった。 羽月は神村学園から18年ドラフト7位で19年に広島入団。7年目の昨季は主に代走や守備固めとして74試合に出場して打率・295、4打点、自己最多の17盗塁の成績を残した。通算では277試合に出場して打率・243、1本塁打、34打点、51盗塁。今春季キャンプは2軍スタートとなっていた。 ◇羽月 隆太郎(はつき・りゅうたろう)2000年(平12)4月19日生まれ、宮崎県出身の25歳。神村学園(鹿児島)では2年夏に甲子園出場。18年ドラフト7位で広島入団。20年8月7日の阪神戦で1軍初出場。50メートル走5秒7の俊足が武器で代走としても活躍し、昨季は自己最多の74試合に出場し打率.295。1メートル68、73キロ。右投げ左打ち。

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