強盗殺人や恐喝の疑い、男女3人逮捕 名古屋・栄のホテル殺人事件

名古屋市中区栄4丁目のホテルの客室で、愛知県春日井市の会社員男性(32)の遺体が見つかった事件で、県警は12日、ともに名古屋市中川区で無職の加藤伶音容疑者(20)と女(19)を強盗殺人容疑で、春日井市の職業不詳、波多野佑哉容疑者(23)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。3人の認否は明らかにしていない。 中署捜査本部によると、加藤容疑者と女は共謀し、7日午前1時~1時15分ごろ、中区栄4丁目のホテルの客室で、男性の首を絞めるなどして殺害し、腕時計などを奪った疑いがある。波多野容疑者は2人に対し、恐喝をするよう指示した疑いがある。 7日午前、男性と連絡が取れないと家族が会社に相談。男性の滞在先を知っていた同僚が、ホテルの従業員と客室に入り、死亡している男性を発見。死因は窒息死だった。 捜査関係者によると、防犯カメラなどの捜査から、男性と女がホテルに入った後、加藤容疑者もホテルに入っていたことが判明。加藤容疑者は男性の客室に入った後、女と一緒に客室を出ていたという。 容疑者の3人はいずれも知人の関係だったが、被害者の男性とは面識はなかったという。捜査本部は、3人が「美人局(つつもたせ)」を計画し、男性から金品を脅し取ろうとしていたとみている。(野口駿、高橋俊成)

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