千葉県警の警察官を名乗る男から詐欺の電話を受けた女性がチバテレの取材に応じ、その巧妙な手口の実態を明かしました。 千葉県警の警察官を名乗る男 「千葉県警察本部刑事部捜査二課、矢口貴史と申します。よろしくお願いします。まず私の身分の確認取ってもらいます。こちらの方見えますか。上に階級、下に名前書いてあります」 これは2025年12月、千葉県警の警察官を名乗る男からかかってきた詐欺のLINEビデオ通話です。 男の背景のデザインを見てみると、千葉県警が実際に使用しているものとそっくりです。 ビデオ通話の直前には、別の男からこのような電話も。 警察官を名乗る男 「(Aさんに)資金洗浄に加担していたのではないかという容疑が(Aさんに)かかっている。心当たりはございませんか」 こうした詐欺の電話やビデオ通話を受けたのは、兵庫県在住の30代の女性、Aさんです。 「これは詐欺だ」と思ったAさんは、被害防止に繋げようと、とっさの判断で男らとのやり取りを記録したといいます。 Aさん 「詳細の情報が取れれば、少しでも被害が減る手助けができるんじゃないかと思って」 男は警察手帳に加え、逮捕状だとする画像も送ってくるなど、巧妙な手口で不安をあおってきました。 千葉県警の警察官を名乗る男 「逮捕状があなたに対して出ているという状況。20日間の勾留。それから今回、被害者が19人いる。あなたに対して20日間×19回繰り返し請求していく場合がある。ですから、最大長くて約1年ちょっとの勾留になっていく。それはご理解ください」 Aさん 「高圧的なトーンでしゃべりかけてくるので、人によっては精神的に追い詰められてしまうんじゃないかなと思いました。逮捕状とか結構リアルなものが出てくるので、もしかしたらこれは詐欺じゃないかも、本当かもということで、どんどん情報を出してしまうということがあるんじゃないかなと思いました」 Aさんは、これらの記録を大阪府警に提供。記録は現在、再発防止のための注意喚起として、全国に展開されています。 Aさん 「詐欺の犯人も、(通話を)切らないように切らないように誘導してきますので、例えば私の場合は『20日間勾留をすることになります』『20日間誰ともしゃべれないことになります』『連絡も取れません』と脅しのようなことも言ってくることもある。絶対にそんなことは、警察は言わないので、この話を聞いていたら覚えておいていただきたいと思います」 なお、千葉県警は、警察官がSNSで連絡を取ったり、逮捕状や警察手帳の画像を送ったりすることはありませんと注意を呼びかけています。