民家や隣接する空き家のアパートに火を付けたなどとして、警視庁捜査1課が現住建造物等放火未遂や非現住建造物等放火の疑いで、アパート管理会社(東京都港区)の社員内藤寛己容疑者(31)=同区赤坂=ら20~30代の男6人を逮捕したことが19日、捜査関係者への取材で分かった。 いずれもおおむね容疑を認めている。 現場は再開発が進む東急目黒線武蔵小山駅から北東約200メートルの品川区小山にある住宅密集地で、同課は周辺の土地を買い集める「地上げ」目的だったとみて、詳しく調べている。 捜査関係者によると、ほかに逮捕されたのは、いずれも職業不詳の直井駿太(29)=足立区梅田、山上龍太朗(28)=さいたま市北区植竹町=両容疑者ら。 内藤容疑者は昨年10月31日午前5時10分ごろ、直井容疑者ら2人と共謀し、60代男性宅の外壁にガソリンをかけて放火。同11月18日午前1時5~10分ごろには、山上容疑者ら3人と共謀し、隣接する空き家アパート1階の一室にガソリンをまいて火を付け、壁面などを焼損させた疑いが持たれている。 内藤容疑者が電話などで指示を出して5人に実行させたとみられる。付近の防犯カメラには、実行役らが車で逃走する様子が映っていた。いずれの火災もけが人はいなかった。 現場周辺では数年前から、複数の土地を一つにまとめる計画が浮上。土地売買が進んでいたが、60代男性ら一部の住人は売却を拒否していた。同課は内藤容疑者が抵抗する住人らへの嫌がらせで放火を指示したとみて調べている。