天皇誕生日にあたり、皇居で「一般参賀」が始まりました。今回は新たに柵に網を張るなど、警戒態勢を強めています。 初夏の陽気の中、皇居の宮殿前では、午前10時半ごろから「一般参賀」が始まりました。 天皇皇后両陛下をはじめ、愛子さま、秋篠宮ご夫妻、佳子さま、悠仁さまの7人が笑顔でベランダに立たれました。 秋篠宮さまと悠仁さまは黒いモーニング姿で、皇后さまはホワイトゴールド、紀子さまは薄緑色、愛子さまは黄色、佳子さまは青色の装いです。 去年9月に成年式を終えた悠仁さまは、現在春休み期間中で、天皇誕生日の一般参賀としては初出席となりました。 開門前の時点ですでに1万5000人以上が並んでいるということで、両陛下や皇族方が宮殿のベランダに姿を現すと、大きな歓声が上がり、きょう、66歳を迎えた陛下があいさつをされました。 天皇陛下 「誕生日にこのように来ていただき、皆さんから祝っていただくことを誠にありがたく思います。この冬も、多くの地域で大雪や厳しい寒さに見舞われました。雪の事故などで被害にあわれた方々に心からのお見舞いをお伝えいたします。日ごとに春に向かっているのを感じています。皆さん一人ひとりにとって、穏やかな春となるよう、願っております。皆さんの健康と幸せを祈ります」 両陛下や皇族方は午前中あわせて3回、ベランダに立たれます。 午後は12時半から15時半のあいだに宮内庁庁舎前でお祝いの記帳をすることができます。 ■“逮捕事案”受け、対策も 今年1月2日の「新年一般参賀」では、参賀者の男が最前列の柵を乗り越えた先で裸になり、現行犯逮捕(その後不起訴)される事案が発生。陛下があいさつを終えた直後のことでした。 複数の目撃者によると、男は、柵のすき間をくぐるなどしてベランダの目の前に出てきたものとみられます。 この事案を受け、宮内庁は、宮殿のベランダと参賀者の間にある柵に細かい網を施して移動を制限するほか、皇宮警察や警視庁と連携して警戒を強めています。