【判決】「一緒に死ぬ」と約束しながら…女子高生を樹海で死なせて1人生き残った男に下された“裁き”

「死ぬのが怖い自殺願望って、どういう意味ですか」 SNSで知り合った女子高生と「一緒に自殺する」と約束した男は、裁判官のこの質問に黙り込み、答えることができなかった。 埼玉県内に住む女子高生Aさん(当時17)を’25年6月8日に富士の樹海に誘い出し自殺の手助けをしたとして、未成年者誘拐と自殺幇助の罪に問われていた岐阜県美濃加茂市の無職・覚間悠仁(かくま・ゆうと)被告(22)。 2月13日、さいたま地裁で開かれた判決公判で井下田英樹裁判官は、「被告人の関与が、被害者の自殺の実行に及ぼした影響は大きく、犯行態様は悪質」などとして、「拘禁刑2年4ヵ月(求刑3年)」の実刑判決を言い渡した。 覚間被告は、自身が自殺願望を抱えるようになった理由について、こう述べていた。 「高校の頃から自分の容姿や見た目がコンプレックスでした。顔の悩みで、不登校になった時期もあります。自分の容姿が醜いから、認めてもらえないし理解もされないと思っていました。働き始めてからも、苦しかった高校生の頃を思い出して、こんなつらい思いをしてまで、なんで仕事をしてるんだろうと、会社を欠勤したこともあります。そして、生きててもつらい、死んだほうが楽だと考えるようになりました」 過去に飛び降り自殺をしようとしたが、あと一歩が恐くて踏み出せなかった。また、’25年5月にも別の女性と待ち合わせ、自殺しようとしたが、やはりできなかったのだという。 それでも、「誰かと一緒なら人生を終えられる」と考えていた覚間被告は、SNSに「一緒に死にませんか」という書き込みを続け、そこで知り合ったのがAさんだった。 公判で代理人弁護士が読み上げたAさんの母親の意見陳述書によると、Aさんは小さい頃から他人との距離を上手に取ることができず、生きづらさを抱えているように見えたという。

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