軍作戦で麻薬カルテル首領死亡 兵士2500人増派で治安確保 メキシコ

【サンパウロ時事】メキシコ国防省は22日、新興の主要麻薬組織「ハリスコ新世代カルテル(CJNG)」の首領ネメシオ・オセゲラ(通称エルメンチョ)容疑者が軍事作戦により死亡したと発表した。 当局は、容疑者が死亡した後、組織の拠点がある中部ハリスコ州に兵士2500人を増派。報復とみられる道路封鎖や放火などが発生したため、駐留兵と合わせ9500人態勢で治安を確保する方針だ。 日本の外務省は、同州などに在留する邦人に対し「不要不急の外出や会合を避ける」などの注意を喚起した。 メキシコ当局によると、連邦管轄の幹線道路で11州、85件の封鎖が確認されたが、23日までに解除された。襲撃などにより25人の国家警備隊員が死亡。一方、7州で70人が逮捕された。 メキシコでは残忍な手口で知られるCJNGと、麻薬組織「シナロア・カルテル」が二大勢力。オセゲラ容疑者は、麻薬流入阻止を掲げる米国が逮捕につながる有力情報に1500万ドル(約23億円)の懸賞金を提示していた。 当局は、恋人の訪問を利用してハリスコ州内の容疑者の居場所を特定。軍の特殊部隊による作戦は銃撃戦に発展し、カルテル側の8人が現場で即死。容疑者と警護担当2人は空路で搬送される途中で死亡した。

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