68歳運転手を近く逮捕へ「曲がり切れなかった」 高校生など21人死傷の磐越道バス事故 福島

部活の遠征中の高校生など21人が死傷したバス事故に動きがあった。警察はバスを運転していた68歳の男性を、近く過失運転致死傷の容疑で逮捕する方針を固めた。男性は警察に対し「曲がり切れなかった」などと話しているということで、不可解な状況も明らかになってきている。 ■新潟の高校生など21人死傷 5月6日、福島県郡山市の磐越自動車道。マイクロバスが、道路脇のクッションドラムやガードレールに衝突し、部活の遠征で県内を訪れていた高校生、稲垣尋斗さん(17)が車外に投げ出され亡くなった。 捜査関係者によると、亡くなった稲垣さんはマイクロバスの一番後ろの席に座っていて、車体に突き刺さる形になったガードレールに押し出され、車外に投げ出されたとみられるという。 マイクロバスは新潟県・北越高校からソフトテニス部の20人を乗せて福島県富岡町へと練習試合に向かうはずだった。 事故が起きたのは磐梯熱海インターチェンジ近く、緩やかなカーブとなっている。マイクロバスが衝突し、折れ曲がったガードレールに後続のワゴン車がぶつかるなどして、21人が死傷する痛ましい事故となった。 ■運転手は「曲がり切れなかった」 「曲がり切れなかった」捜査関係者によると、マイクロバスを運転していた新潟県の68歳の男性運転手は、こう話し、現場にはブレーキをかけたあとが残っていなかったというが、7日現場を走ってみるとあらためて見通しも良く緩やかなカーブであることが分かる。警察は、運転手を過失運転致死傷の容疑で逮捕する方針を固めた。 ■責任の所在はどこに さらに、学校からバスの手配を依頼されたという新潟県の会社は…。 蒲原鉄道・茂野一弘社長は「これまで持病をお持ちであるとか、ドライバー歴などは」という記者の質問に対し、「全くこちらのほうで把握していません」と答え、「これまで事故を起こしたことがあるか」についても「聞いておりません」と答えた。 会社の事業である貸切バスではなくレンタカーを手配し、外部の運転手を紹介するという「つなぎ役」だったことが判明…責任の所在がどこにあるのか、事故の原因の詳しい解明も待たれる。

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