(CNN) 著名な映画監督ロブ・ライナー氏と写真家ミシェル・シンガー・ライナー氏が刺殺された事件をめぐり、第1級殺人の罪2件で訴追されたニック・ライナー容疑者(32)は23日、ロサンゼルスの法廷で、両親の死について無罪を主張した。 ライナー容疑者は迅速な予備審問を受ける権利を放棄し、保釈は認められなかった。ライナー容疑者は拘置所支給の茶色の作業服を着用し、手首に手錠をかけられていた。 予備審問は4月29日に予定されている。 ロブ氏とミシェル氏は昨年末、ロサンゼルスの自宅で刺されて死亡しているのが見つかった。 ライナー容疑者は昨年12月の逮捕以降、勾留されている。 起訴内容は、仮釈放なしの終身刑または死刑が科される可能性がある。 ロサンゼルス郡のホックマン地方検事は審理後、裁判所前で記者団に対し、死刑を求刑するかどうかはまだ決定していないと述べた。 先月、ライナー容疑者は最初の罪状認否手続きで答弁しなかった。著名な弁護士アラン・ジャクソン氏が弁護人を辞任したためだ。ロサンゼルス郡公選弁護人事務所によると、現在は、キンバリー・グリーン氏が代理人を務めている。 検察によると、ライナー容疑者は、自宅の主寝室で両親を刺して殺害したとされる。親族の1人は以前、ライナー容疑者が敷地内のゲストハウスに住んでおり、事件の前夜にパーティーでロブ氏と言い争いになったと捜査当局に話していた。 ライナー容疑者は依存症や精神的な問題、複数回のリハビリ経験について公に語ってきた。2015年には、子どもの依存症に苦しむ家族を描いた映画を共同脚本し、自身の経験を作品に反映させた。同作品はロブ氏が監督した。 ロブ氏はハリウッドで人気のあった愛された人物だった。俳優や監督として数十年にわたる輝かしいキャリアを築いた。監督としては、カルト的人気を誇る「プリンセス・ブライド・ストーリー」から、ロマンチックコメディー「恋人たちの予感」、アカデミー賞候補となった法廷ドラマ「ア・フュー・グッドメン」など、多岐にわたる作品を手がけた。