〈《驚愕事件》「エプスタインの邸宅でレイプされた」「権力者に女性を斡旋」“エプスタイン・ファイル”が公開されて明らかになった事実とは〉 から続く 1月30日、欧米の政財界の有力者を巻き込み、世界に衝撃を与えた性的スキャンダル「エプスタイン事件」にまつわる資料、通称「エプスタイン・ファイル」の一部が新たに公開された。 資産家のジェフリー・エプスタイン元被告(2019年に逮捕・起訴され、同年66歳で死亡)が、未成年の少女達に金銭を払い、性行為の相手をさせていたとして、児童買春で起訴されたこの事件。一体何があったのか? 公開された資料に書かれていたこととは。在米ライターの堂本かおる氏が寄稿した。(全4回の2回目/ 続き を読む) ◆◆◆ エプスタイン・ファイルの内容は解読が非常に難しい。特にエプスタインと親しい友人とのメールは砕けた文体で省略が多く、誤字脱字もあり、かつ当事者同士にしか通じない隠語やジョークもある。 そもそも文脈の理解には送信者と受信者、それぞれの背景と関係性を知らなければならないが、送受信者の名前が黒塗りされているものも多い。ファイルの公開以来、大手メディアがチームを組み、複数人で解読に取り組んでいる理由だ。 また、エプスタイン・ファイルはエプスタインがコンピュータ、携帯やタブレットから発した、もしくは残したデータであり、セックス・トラフィッキング(=性的人身売買)に関わらないものも含まれている。あるジャーナリストは、「ファイルには私の名前も何度も出てくるが、私が執筆していたニュースレターをエプスタインが購読していたからだ」と説明している。