容疑者の鑑定留置が終了に 1999年の名古屋市女性殺害事件

名古屋市西区のアパートの一室で1999年、住人の高羽(たかば)奈美子さん(当時32)が殺害された事件で、名古屋地検は27日、殺人容疑で逮捕された安福(やすふく)久美子容疑者(69)=同市港区=の鑑定留置を同日で終えると明らかにした。地検は鑑定結果をもとに、安福容疑者の刑事責任能力の有無や程度を判断し、起訴するかどうかを決める。 鑑定留置は刑事訴訟法に基づく手続き。精神科医が事件当時の精神状態や、それが犯行に与えた影響などを調べる。地検は安福容疑者について、昨年11月14日から鑑定留置を行っていた。鑑定留置の終了で勾留が再び始まり、3月5日に満期を迎える。 この事件では、99年11月13日午後2時半ごろ、同市西区のアパートの一室で、高羽さんが遺体で発見され、愛知県警は約5千人以上の関係者から話を聞くなどしてきた。 安福容疑者は、高羽さんの夫、悟さん(69)の高校時代の同級生。県警は、昨年8月からDNA型の提供を求めていたが、提供を拒否されていた。だが、容疑者は同10月30日、提供に応じ、県警西署に出頭。31日、現場の血痕のDNA型との一致が確認され、高羽さんの首などを刃物で刺すなどし失血死させたとして殺人容疑で逮捕された。 捜査関係者によると、逮捕直後は容疑を認めていたが、その後黙秘に転じたという。

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