ドナルド・トランプ米大統領は5日(現地時間)、イランの次期指導者選出に自身が直接関与すべきだとの考えを明らかにした。 トランプ大統領は同日、米インターネットメディア「アクシオス(Axios)」との電話インタビューで、「ベネズエラで行ったように、その任命に関与しなければならない」と述べた。 これに先立ち、トランプ政府はベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を逮捕した後、デルシー・ロドリゲス副大統領を事実上の暫定政府指導者として認めている。 トランプ大統領は、イラン政権が米・イスラエル軍の爆撃により死亡したアヤトラ・アリ・ハメネイ最高指導者の次男、モジタバ・ハメネイ師(56)を後継者として有力に検討していることに対し、「彼らは時間を浪費している」とし、「ハメネイの息子は力不足だ」と指摘した。 モジタバ師はイラン革命防衛隊(IRGC)や情報機関内で強大な影響力を持つ強硬派の人物として知られている。 トランプ大統領は「ハメネイの息子は受け入れられない」とし、「我々はイランに調和と平和をもたらす人物を望んでいる」と強調した。 続けて、イランがハメネイ師の基調を継承する指導者を立てる場合、米国は「5年以内に」再びイランを相手に戦争に踏み切らざるを得ないと警告した。 トランプ大統領は米政治専門メディア「ポリティコ(Politico)」のインタビューでも、モジタバ師について「父親が息子にその座を譲らなかった理由は、彼が無能だと評価されているためだ」と語った。 あわせて「我々はイラン国民および政権と協力し、核兵器なしでもイランを立派に再建できる人物がその座に就くようにする」とした。 ◇トランプ氏「クルド人のイラン攻撃、全面的に賛成」 トランプ大統領はまた、同日のロイター通信とのインタビューで、クルド人によるイラン攻撃に関連し「彼らがそうしようとするのは素晴らしいことだと思う」とし、「全面的に賛成(all for it)する」と明らかにした。 ただし、米国がクルド人の攻撃のために空中支援などを提供するか、関連の提案を行ったかについては「それは言えない」と言及を避けた。 一方、同日、米フォックスニュースは、数千人のクルド人戦士がイラクからイランへ渡り、地上攻撃作戦を開始したと報じた。 報道によると、戦闘員の多くはイラクに長年居住してきたイラン系クルド人であり、今回の攻撃作戦の一環としてイラン北西部に戻っている。彼らはイランの現政権に立ち向かう大規模な蜂起を起こそうとしているイラン系クルド民兵隊だという。