「どこから読んでも役に立つ1冊」佐藤優が太鼓判を押す、池上彰の“地道な思考法”とは(Bookレビュー)

「絶滅危惧種のようなジャーナリスト」 作家で元外務省主任分析官の佐藤優さんは、池上彰さんをこのように評します。 理由の一つに挙げるのが、「事実、当事者の認識、評価を区別し、報道するという原則を絶対に外さない」こと。 背景には近年の日本の言論空間に対して佐藤さんが抱いている、強い問題意識があります。 ロシア・ウクライナ戦争やガザ紛争についても「正邪の判定をまず行い、そこから断片的事実を拾い上げて議論を展開する」状況に陥っている、と憂慮する佐藤さん。 マスコミや大半の有識者が「事実よりも感情を重視し、恣意的感想を分析や論評と思い込んでいる時代」に、池上さんが守り続けてきた仕事の原則とは――。 池上彰著『池上彰が話す前に考えていること』について、「どこから読んでも役に立つ実用性の高い1冊」と語る佐藤さんが、池上さんの思考の根本にあるものを素描します。

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