エルサルバドル、殺人・レイプ・テロ犯に終身刑認める憲法改正を可決

【AFP=時事】エルサルバドルの議会(一院制)は17日、強権的なナジブ・ブケレ大統領が提案した「殺人犯、レイプ犯、テロリスト」に対する終身刑を認める憲法改正を可決した。 ブケレ氏の与党が支配するエルサルバドルの議会は、現在は60年とされている特定の犯罪に対する最大刑を引き上げることを、ほぼ全会一致で可決した。 この問題を提起したグスタボ・ビジャトロ法務・公共治安相は、「テロリストとの全面戦争が止むことはない」「だからこそ、この種の犯罪者に終身刑を求めている」と述べ、「殺人犯やレイプ犯も含まれる」と付け加えた。 ドナルド・トランプ米大統領の盟友であるブケレ氏は自らを「世界で最もクールな独裁者」と称し、2022年には非常事態宣言の下、逮捕状なしで9万1000人を逮捕し、犯罪を大幅に減少させた。 この取り締まりにより殺人率は歴史的な低水準にまで低下したが、人権侵害との批判も生んでいる。 人権NGOクリストサルは先週、ブケレ政権が数十人の政治犯を拘束しているとする報告書を発表した。 ブケレ氏は17日、「誰がこの改革を支持するのか、そして、誰が憲法が殺人犯やレイプ犯を引き続き刑務所に留めることを禁じるべきだという考えを擁護するのか、見極めることになるだろう」とXに投稿し、自身の治安政策に対する批判を一蹴した。【翻訳編集】 AFPBB News

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