鬼才チェン・ユーシュン監督が紡ぐ、希望と再生の物語 映画『霧のごとく』5月8日公開決定

『熱帯魚』『1秒先の彼女』で知られる台湾のチェン・ユーシュン監督の最新作で、第62回金馬奨にて最優秀作品賞を含む最多4冠受賞を果たした映画『霧のごとく』が、5月8日より全国順次公開されることが決まった。併せて、ポスタービジュアル、予告編、場面写真が解禁となった。 本作は、1950年代の台湾で戒厳令のもと多くの市民が反政府と疑われ、逮捕・処刑された「白色テロ」の時代を真正面から描く。台湾では2025年11月に公開され、興行収入は約5億円を突破し、現在も記録を更新中。金馬奨で最優秀作品賞を受賞し、興行収入約5億円を超えた台湾映画として、歴代の『グリーン・デスティニー』『ラスト、コーション』『セデック・バレ』に次ぐ快挙を成し遂げている。 物語の舞台は、戦後間もない1950年代の台湾。白色テロによって命を奪われた兄の遺体を探す少女と、同じく時代の犠牲となり仲間を失った広東出身の元軍人の青年。心に深い傷を抱えた二人は出会い、時代の激流にほんろうされながらも、互いに寄り添い未来へと強く歩み出していく。 ポスタービジュアルには、人力車の車夫として働く青年・趙公道(ザオ・ゴンダオ)と、その背にそっと手を添える少女・阿月(アグエー)の姿が切り取られている。深い霧の中、背景に浮かび上がるのは兄の面影。「進む。ただ、未来へ。」というキャッチコピーが、先の見えない時代のなか、それでも前へ進もうとする二人の姿を印象的に浮かび上がらせている。 予告編は、白色テロの犠牲となり亡くなった兄の遺体を探すため、台北へやってきた阿月の姿から幕を開ける。遺体を引き取る金もなく途方に暮れる彼女は、趙公道と出会い、次第に心を通わせていく。 しかしある日、趙公道に危険な仕事が持ちかけられる。時代の大きなうねりのなかでほんろうされていく二人の運命が、緊迫感あふれる映像で描き出される。 そしてラストには、阿月の兄・阿雲が阿月に語りかける印象的な場面が映し出される。その言葉に呼応するように、ある物語が語られていく―。「そのお話の名前は?」。問いを残したままタイトルが浮かび上がり、深い余韻を残す予告編となっている。 映画『霧のごとく』は、5月8日より全国順次公開。

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