トランプ氏「イランの石油が欲しい」…イラン、子供まで地上戦に動員か(1)

ドナルド・トランプ米大統領は29日(現地時間)、対イラン戦争に関連し「イランの石油を手に入れたい」と述べ、ニコラス・マドゥロ大統領を追放した後に石油利権を掌握したベネズエラの事例に言及した。トランプ大統領は続けて、イランの石油輸出の拠点である「ハーグ島を占領する案を検討している」としながらも、「イランとの交渉は極めて順調に進んでいる」という相反するメッセージを出した。現在、中東には5万人以上の米軍が配置されている。 ◇「イランの石油が欲しい」…戦争の目標は資源確保か トランプ大統領は同日、英フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで「私はイランの石油を持ってくることを望んでいる」とし、「米国内の一部の人々は『なぜそんなことをするのか』と言うが、彼らはまぬけな人々だ」と述べた。続けてイランをベネズエラと比較した。トランプ大統領はマドゥロ大統領を逮捕した後、世界最大の原油埋蔵国であるベネズエラの原油産業を掌握している。 トランプ大統領はそのためにハーグ島占領の可能性も示唆した。「ハーグ島を占領するかもしれないし、しないかもしれない。我々は多くの選択肢を持っている」とし、「彼らは何の防衛手段も持っていないため、非常に簡単に占領できるだろう」と主張した。ただ、ハーグ島占領に関連し「一定期間(米軍が)駐留しなければならないだろう」と述べ、占領後に発生する米軍の死傷者増加に対する懸念もにじませた。 ◇「膨大な艦隊を配置」…議会承認には「代替案がある」 トランプ大統領はホワイトハウスに復帰する専用機内で記者団に対し、「あそこ(中東)には膨大な数の艦船が配置されている」とし、「我々の戦力から見て、これらすべての艦船が必要なわけではない」と語った。これは、現在配置された兵力規模が、ここ一カ月余り進めてきた空爆中心の軍事作戦を遂行するレベルを超えていることを示唆したものと解釈される。 ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、現在中東の米軍基地に駐留していた既存の兵力4万人に1万人以上が追加され、投入兵力が5万人を超えたと報じた。修理のためにクロアチアに留まっている空母「ジェラルド・R・フォード」の乗員4500人を除いた数字だ。特に、27日に配置されたトリポリ揚陸準備群と第31海兵遠征部隊の旗艦は、海上戦力と揚陸作戦を同時に展開できる戦術資産を運用している。 ただ、5万人の兵力ではイランとの全面戦を展開するのは難しいという分析が支配的だ。イスラエルは2023年に始まったガザ戦争に30万人以上を投入し、2003年にイラクに侵攻した米国主導の有志連合も地上戦のために25万人の兵力を動員した。特にイランは国土が広く人口も多いため、より多くの兵力投入と、それに伴う多大な人命被害を覚悟しなければならない。これに関連し、トランプ大統領は「議会の承認なしに地上戦を強行するのか」という質問に対し「様々な代替案がある」としながらも、議会を迂回する具体的な方策については言及を避けた。

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