英地方選、労働党政権に逆風 物価高騰や醜聞で低迷、議席大幅減か

2年前の総選挙で14年ぶりに政権交代を果たした英国のスターマー首相が逆風にさらされている。7日に「中間選挙」とも位置づけられる地方選が行われるが、国政与党の労働党は大幅な議席減が見込まれている。 支持低迷の大きな理由は、物価の高騰や相次ぐ側近らのスキャンダルだ。食料品の価格は昨年11月までの1年間で約4%上昇し、5年間では4割近く値上がりしている。2月末に始まった米国とイスラエルによるイラン攻撃で中東情勢が緊迫する中、燃料価格も急騰し、家計を直撃している。 さらに、公務上の不正行為の疑いで逮捕されたマンデルソン前駐米大使の任命責任を問う声もくすぶる。マンデルソン氏は、未成年への性的人身取引の罪で起訴されていた米実業家の故ジェフリー・エプスタイン氏との親密な関係が明らかになっている。 4月には、身辺調査でいったん不適格とされたにもかかわらず、政権が大使として任命したことが明らかになり、スターマー氏が議会で弁明に追われた。

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