北九州市小倉南区のマクドナルドで中学生2人が殺傷された事件で、警察は19日、43歳の平原政徳容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕しました。逮捕された平原容疑者はどういった人物なのか、容疑者の自宅前からテレビ西日本・中村優志記者が中継でお伝えします。 現在も平原容疑者の自宅には青いシートがかけられ、警察の家宅捜索が続いています。 自宅では19日午前から捜索が始まり、自宅前から黒いワンボックスカーが運び出されました。 警察によりますと、防犯カメラの映像などから、平原容疑者は事件現場となった北九州市小倉南区のファストフード店まで黒いワンボックスカーで移動していたということで、警察は、この車が今回の事件で使われた可能性もあるとみて調べています。 また、警察と自宅周辺の取材で平原容疑者の逮捕時、この辺りはかなり緊迫した状態にあったこともわかってきています。 自宅の周りには、捜査一課の特殊班約20人が自宅を囲むように配置され、捜査員の呼びかけに対し、平原容疑者の応答がなかったことから、捜査員が1階の窓と裏口から突入したということです。 その際、平原容疑者はリビングのイスに平然と座っていたということです。 平原容疑者の自宅は閑静な住宅街の中にあるのですが、近所の人に話を聞いたところ、今回の事件には非常に驚くとともに、これまでも違和感を感じていたといいます。 近隣住民: ちょっと爆竹を鳴らしてみたりとか、マイクで声を響かせるような感じで怒鳴り声が聞こえてきて。 ――自宅からはどんなものが押収されているんでしょうか? 現場からの逃走などに使われたとみられる車が押収されています。 また、刃物も押収されていまして、警察は犯行に使われた可能性もあるとみて慎重に調べています。