先月、長崎県壱岐市の男性(70代)が警察官や検事を名乗る男らからキャッシュカードをだまし取られ、現金約410万円を引き出されるニセ電話詐欺事件がありました。 被害にあったのは壱岐市内に住む無職の男性(70代)です。 ■突然の電話で「犯人扱い」Amazon職員から警察官へリレー 警察によりますと、先月8日、男性の携帯電話に大手通販サイト「Amazon」の職員を名乗る人物から電話があり、途中で代わった愛知県の警察官を名乗る男から、「あなたが事件の犯人で逮捕状が出ており、誰かにこの件を言えばあなたを逮捕しなければなりません」「今後はテレグラムを使用します」などと言われ、秘匿性の高い外国製のアプリ「テレグラム」のインストールを指示されました。 ■「身の潔白を証明するためカード送れ」偽検事による厳しい追及 「テレグラム」の電話機能を使い「名古屋高裁の検事・福永竜二」を名乗る男から「お前は口座を作り、他人に150万円で売っただろう。そのせいで何十億と詐欺被害が起きているんだぞ」「お金の流れを調べるのでキャッシュカードを送れ」などと言われたということです。 ■410万円の消失で発覚、被害男性が自ら署を訪れる その後16日、男性は身の潔白を証明するために「福永竜二」を名乗る男から連絡するように言われていた金融庁職員の「金森益生」を名乗る男が指定した住所に、男性名義のキャッシュカードが入った荷物(レターパック)を郵送し、だまし取られました。その後、口座から410万円が引き出されていたということです。 先月28日、口座から金が無くなっていることに気付いた男性が、自分自身の逮捕を心配して、壱岐警察署を訪れたことで事件が判明。 ■警察・金融庁が強調「キャッシュカード要求は全て詐欺」 警察はニセ電話詐欺事件として捜査するとともに、警察官や金融庁職員などがキャッシュカードや現金等を要求することはなく、「要求された場合は全て詐欺である」として、キャッシュカードや通帳等を第三者に渡したり暗証番号を教えたりしないよう注意を呼びかけています。