ごみ収集運搬業務の入札を巡る官製談合事件。逮捕された大分市の元環境部長ら4人の身柄が大分地検に送られました。 官製談合防止法違反の疑いで送検されたのは大分市の元環境部長池永浩二容疑者(61)ら元幹部職員3人と、ワールド建設の元役員早川幸治郎容疑者(67)です。 池永容疑者ら3人は2022年7月に行われたごみ収集運搬業務委託の指名競争入札で、予定価格を事前に漏えいするなどして、早川容疑者が実質統括する会社に近い価格で落札させた疑いが持たれています。 警察によりますと、この事業は2023年度から4年間の契約で予定価格2億1030万円、落札価格は2億1010万円でした。ワールド建設は西部清掃事業所地域のごみ収集事業を2011年から継続受注しているとみられています。 警察は池永容疑者らが予定価格を漏えいした詳しい経緯や、入札の実態解明を進めています。