【AFP=時事】バングラデシュで今週末、自称霊能者が暴徒数百人に襲撃死亡する事件が起きた。当局が発表した。 イスラム教徒が多数を占めるバングラデシュでは、2024年の反乱でシェイク・ハシナ前首相の政権が倒れて以降、宗教的不寛容と暴徒による暴力事件が増えている。 60代とみられる自称霊能者のシャミム・レザ・ジャハンギル氏は、西部クシュティアの自宅に押し寄せた群衆から棒で殴られ、その負傷が原因で死亡した。当局者がAFPに語った。 襲撃のきっかけとなったのは、10日にオンライン上に出回った古い動画だった。この動画でジャハンギル氏は、コーランを書いた人々は無学であり、それを読む人々はさらにひどいと主張していた。 当局によると、200人以上の暴徒が同氏の自宅を襲撃した。ジャハンギル氏は搬送先の病院で死亡が確認された。 警察筋によると、同氏は2021年に人々の怒りを買うような発言をし、逮捕されたことがあるとされる。出回った動画も当時の物だったという。 人口1億7000万人のバングラデシュでは、群衆による襲撃事件は珍しくない。首都ダッカに拠点を置く人権団体によれば、2024年8月から2025年9月までの間に、少なくとも153人が群衆による暴力で命を落としている。【翻訳編集】 AFPBB News