安達結希さん(11)の生存確認は23日朝まで 逮捕の父親は数カ所に遺棄か 共犯者はいないという趣旨の供述【京都小学生行方不明】

京都府南丹市で11歳の安達結希さんの遺体が見つかった事件で、警察は16日未明に、安達さんの父親を死体遺棄容疑で逮捕し、16日午前10時、刑事部長をトップとする捜査本部を設置したと発表した。 その後の取材で、安達結希さん(11)は23日朝まで生きていたことが分かった。警察が明らかにした。 死体遺棄の疑いで逮捕された南丹市の会社員・安達優季容疑者(37)は、調べに対し、安達容疑者は「私のやったことに間違いありません」と、容疑を認めているという。 結希さんの遺体を「ある場所からある場所に動かしている」とも明らかにした。 安達容疑者の息子・結希さん(11)の遺体については、1カ所ではなく、南丹市内の数カ所に運びこんだことを含めて隠匿、何らか乗り物を使い遺棄した疑いがあることが分かった。 また、安達容疑者は結希さんの養父だったという。 安達容疑者の息子・結希さん(11)は、3月23日に小学校に登校せず行方不明となり、4月13日に山林で遺体で見つかった。 警察は安達容疑者が学校付近まで車を運転していたことを確認したという。 また、死体遺棄容疑について、共犯者はいないという趣旨の供述をしていると明らかにした。 安達容疑者は行方不明となった当日、警察に対し「結希さんを車で学校に送り届けた」と説明していたが、周辺の防犯カメラに結希さんの姿は映っておらず、目撃情報もなかった。 また、捜索では結希さんの通学かばんと、結希さんのものとみられる靴が別々の場所で発見されたほか、遺体もこれらと別の場所で見つかった。 警察は今後、動機などを明らかにするとしていて、慎重に捜査する。 行方不明からの大規模捜索、不可解な通学カバンの発見、遠く離れた場所で見つかった“靴”、そして遺体発見と身元判明に、自宅の家宅捜索――警察は15日朝から安達さんの複数の親族から任意で事情も聞いていたが、急転直下、逮捕されたのは、安達さんを学校に車で送ったと主張していた父親だった。 3月23日朝、安達さんの父親は小学校に安達さんを車で送ったと説明したが、安達さんは登校しておらず、学校周辺の防犯カメラにも安達さんの姿は写っていなかった。バスや電車を使った形跡もなく、目撃証言もなかった事から、捜索活動は難航した。 そして行方不明となってから6日後の3月29日、小学校から約3km離れた峠道で、親族が安達さんの黄色い通学カバンを発見したが、その前日を含め、付近を消防団が捜索した際にはカバンは見つからなかった。発見の経緯や、発見場所の不自然さに地元住民から疑問の声が上がるなか、警察はカバン発見現場近くの池も捜索。7日には安達さんの自宅近くの山を捜索した。 19日目となる4月10日には、警察は前日に続いて小学校から自宅のある方向へ約6キロ離れた山中に規制線を張って捜索。小学校では、安全管理のために、これまで原則禁止であった緊急用の携帯電話などの持ち込みが許可されたという。 そして4月12日には、当日に安達さんが履いていたとみられる靴が見つかった。発見場所は、小学校から約6km離れていて、3月29日に通学カバンが見つかった山からも5kmほど離れた山中。現場周辺では、4日前から警察が規制線を設けて捜索活動を続けていた。 13日には、小学校から南西に2kmほど離れた山林で、あお向けに倒れた状態の小柄な遺体が見つかり、司法解剖の結果遺体は安達さんと確認された。遺体が見つかった場所は、安達さんが通っていた園部小学校から南西に約2kmの山林。先に見つかっていた安達さんのものとみられる通学かばんや靴の発見場所とは距離が離れていた。遺体は埋められた状態ではなく、落ち葉などもかかっていなかった。 そして15日、警察は安達さんの自宅を死体遺棄容疑で家宅捜索するとともに、複数の親族から任意で話を聞いていた。そして夜になり、安達さんの父親について死体遺棄容疑で逮捕状を請求していた。 警察は16日午前10時から会見を開き、京都府警の捜査一課長は、「事件、事故あらゆる可能性を排除せず、警察署と生活安全部、刑事部などが連携し、警察活動を続けてきた。午前0時32分に死体遺棄事件で安達優季容疑者(37)を通常逮捕するとともに、刑事部長を捜査本部長とする37人態勢の捜査本部を設置し、全容解明を図ることとした」と述べ、「被害者のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と頭を下げた。 また、南丹警察署長はこれまでの情報提供のほか、消防や地元住民の捜索活動への多大なる協力に深く感謝した。

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