23日朝、福岡市南区のJR鹿児島線の踏切で走行中の特急列車に車が衝突しました。警察は車を運転していた男を酒気帯び運転の現行犯で逮捕しました。 ◆記者リポート「事故があった踏切です。その近くには列車と衝突したとみられる車があり、前方が大破しています」 警察などによりますと23日朝7時ごろ福岡市南区井尻のJR笹原駅近くの踏切で走行中だった佐賀発・博多行きの特急列車「かささぎ」の側面に普通乗用車が衝突しました。 ◆近くにいた女性「破裂するような音」「(運転手は)見るからに顔のあたりが赤らめているかなという感じ」 警察が現場に駆け付け、車を運転していた男を調べたところ、呼気から基準値の2倍近いアルコールが検出されたため酒気帯び運転の現行犯で男を逮捕しました。 逮捕されたのは自称、福岡市南区井尻の自営業、田中直樹容疑者で調べに対し「自分の体からアルコールは抜けていると思った」などと話しているということです。 この事故で、列車の乗客にけがはありませんでしたが、JR鹿児島線は、博多・鳥栖間でおよそ2時間にわたり上下線とも運転を見合わせました。