県主事、減給3カ月 中学生にわいせつ画像要求

●不起訴処分に 富山県は20日、女子中学生にわいせつな画像を要求したとして、農林水産部の男性主事(23)を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分にした。11月に映像送信要求の疑いで警視庁に逮捕され、その後、東京地検が不起訴処分としたが、県の聞き取りに「大変申し訳ない」と事実関係を認めた。 県などによると、男性主事は8月2日、オンラインゲームで知り合った東京都内の中学3年の女子生徒に対し、16歳未満と知りながら、インスタグラムで「裸の写真ちょうだい」などと要求した。事件を巡っては、被害者から不起訴処分を求める意見書が出ていた。 会見した県人事課の矢野康彦課長は、昨年7月の刑法改正で新設された映像送信要求容疑での摘発に伴う職員の処分は初めてとし、「(処分内容については)盗撮など類似事例も参考にし、不起訴となったことも考慮した」と述べた。 男性主事は今年度の新規採用職員で、県の聞き取りに対し「会話の中で軽いのりでやってしまった」とも話しているという。退職の意向は示されておらず、現在は自宅からテレワークで勤務している。 矢野課長は県民の信頼を損ねたと謝罪する一方「本人の将来を考えるとしっかりと立ち直って、プライベートも含めて仕事をやっていってほしい」とした。

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