“ハンマー刃物男”立てこもり後に逃走中 「入ってきたら刺すぞ」少年や警察官ら5人重軽傷 都内で凶悪事件が連続発生

東京・福生市で40代の男がハンマーで少年らを殴りつけ立てこもった事件。 男はその後逃走し、警察は殺人未遂の疑いで逮捕状を請求する方針で、男の行方を追っています。 祝日の29日、都内の閑静な住宅街は物々しい雰囲気に包まれていました。 「入ってきたら刺すぞ」とサバイバルナイフを手に、立てこもりをしていた40代の男。 周囲には特殊部隊を含む大勢の警察官の姿がありました。 そして正午を迎えたころ、捜査員ら警察が突入したのか、現場に大きな音が響き渡りました。 突入した家には、少年2人をハンマーで殴り、警察官らにも農薬のようなものを吹きかけ、5人にけがをさせた男が立てこもっていたはずでした。 しかし、自宅に男の姿はありませんでした。 ゴールデンウィークに本格突入した東京都内で、27日から29日にかけ、周囲の住民らを震撼(しんかん)させる事件や事案が相次いでいます。 多摩地区のターミナル駅の1つ八王子駅。 そのすぐ近くの雑居ビルで27日夜に起きたのは、合わせて4億円を超えるとみられる窃盗事件です。 ビルの地下1階には会員制の貸金庫があり、そこに何者かが侵入し現金を盗んだということです。 複数いるという被害者の1人が撮影した現場の金庫の写真を見ると、工具のようなものを使い、無理やりこじ開けたような跡があり、中の現金がなくなっていました。 一方で、この金庫室に入るために必要なカードキーなどは壊されておらず、事件が判明したのは犯行から約半日が経過した翌日の午前9時ごろ。 窃盗犯は複数人に及ぶとみられ、現在も逃走中です。 都内ではさらに28日午後1時半過ぎ、葛飾区で金塊の強盗事件が発生し、男性4人がけがをしました。 防犯カメラに記録されていたのは、路上でもみ合う男性たち。 1人の男性が持っていたかばんを、もう1人が奪ったようにも見えます。 逃げていく白シャツに黒ズボンの人物。 それを複数の人物が追いかけます。 その傍らには、路上に倒れたままの人の姿も。 その後、別のカメラには犯行直後に逃走を図る男3人の姿が。 このかばんに入っていたとみられるのは2kgの金塊。 現在の店頭小売価格で5300万円相当になるといいます。 その後の取材で、襲撃から逃走までの時間はわずか3分未満だったことが判明。 被害男性らが金塊を持っていたことを事前に把握していたとみて、犯行グループの行方を追っています。 そして、29日早朝7時過ぎ、新たに事件が発生したのが福生市。 目撃者から「ハンマーを持っている人がいる、1人殴られている、早く来て」と通報がありました。 通報が入る数分前に、焼き肉店の辺りで少年少女たちが話をしていたところ、向かいの住宅から男が出てきて、その後、少年に襲いかかったということです。 警視庁によりますと、当時、10代の少年らが路上でたむろしていたところ、まず男の母親が出てきて少年たちを注意したといいます。 するとその後、男がハンマーを手に少年らに近づき、母親の制止を振りほどく形で少年2人にハンマーで殴りかかったといいます。 目撃者は「7時半ごろ、見たら男の子が線路の柵を背にしてパタンと座っていて。頭を押さえて、黒い上着、下がベージュのズボンかな。この辺(腹部あたり)が赤く染まっていたので、血なのかな」と話しました。 殴られた少年の1人は右肩を殴られ軽傷。 もう1人は眼底骨折の疑いがあるということです。 ハンマーで殴打した男は、その後、自宅に戻り、駆けつけた警察官にサバイバルナイフのようなものを見せつけたといいます。 そして、家から母親を出したあと、男は玄関先や2階から母親と警察官らに向け農薬のようなものを噴射。 警察官3人がけがをしました。 自宅で立てこもりをしていた男に対し、警視庁は突入の機会をうかがっていたのでしょうか。 そして、警察が突入したのか、現場付近から大きな音が聞こえました。 この時の様子を近隣住民は「特殊部隊みたいな人たちが十数人最初囲んでゾロゾロ入ってきた。パンパンパンパンって大きい音が鳴って、そのときにゾロゾロと警察官たちが入ってきて」と話します。 しかし、警察が踏み込んだ先に、自宅に立てこもっていたはずの男の姿はありませんでした。 一度解かれた規制線はその後、再度規制が敷かれ、現場のすぐ目の前で鑑識の姿も確認できました。 そして、自宅付近からは犯行に使ったとみられるハンマーとナイフと噴霧器が見つかったことも新たに分かりました。 さらに男は、3年半ほど前にも自宅前で騒音を巡ってオノで少年を襲う事件を起こしていることも判明。 現在も逃走している男。 40代で身長は173cmほど、体格はがっちりめの丸刈り頭だということです。 警視庁は男の行方を追うとともに、殺人未遂の疑いで男の逮捕状を請求する方針です。

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