元FBI長官、トランプ氏は「頭がおかしい」 真夜中の陰謀論連投は「狂気じみている」

【AFP=時事】米連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー元長官は12日、ドナルド・トランプ米大統領(79)の真夜中から未明にかけてのソーシャルメディアへの連投を「狂気じみている」と評し、「頭がおかしいようだ」と述べた。 コミー氏はCNNのインタビューで、トランプ氏が第1次政権のブリーフィングの時と比べて変わったように見えるかという質問に対し、次のように答えた。 コミー氏は「私には彼が大丈夫そうに見えない。政治的な攻撃に聞こえるかもしれないが、どこかおかしいように見える」「真夜中の執拗(しつよう)な連投は狂気じみている」と述べた。 さらに、「君は頭がおかしいようだ」と付け加えた。 トランプ氏は12日未明にかけて、ソーシャルメディアで異例の連投を実施し、数十件もの陰謀論や、政敵を攻撃する下品なミームを投稿した。 トランプ氏は深夜0時ごろからわずか3時間の間に50回以上投稿したが、そのほとんどは支持者のアカウントに投稿された動画やスクリーンショットの再共有、そしてAI(人工知能)によって作成されたミームだった。 二つの投稿では、バラク・オバマ元大統領を「裏切り者」「悪魔の勢力」と呼んだ。他にはオバマ氏やトランプを批判する人々を逮捕するよう求める投稿もあった。 リポストの一つは、コミ―氏がヒラリー・クリントン氏が国務長官在任中に私的な電子メールアカウントを使っていた問題の捜査において、オバマ氏との関連性を調査しなかったと非難する内容だった。 訴追を求める複数の投稿には、トランプ氏の刑事事件の弁護人を務め、現在は司法長官代行として反トランプ派の訴追を加速させているとされるトッド・ブランシュ司法長官代行がタグ付けされていた。 トランプ氏の投稿の多くは、2020年大統領選で「選挙が盗まれた」という虚偽の主張を繰り返しており、中には投票機メーカーによってトランプ氏に投じられた票が実際の勝者である民主党のジョー・バイデン前大統領への票にすり替えられたという捏造された主張も含まれていた。 投稿の一つには、「CIA(中央情報局)はこれらの機械の能力を知っていながら、選挙結果を操作するためにそれを隠蔽(いんぺい)した」と書かれている。 トランプ氏、「President DJT(ドナルド・J・トランプ大統領)」と署名された少なくとも二つのオリジナル投稿を共有した。一つは米国がキューバと「対話する」という謎めいたもので、もう一つは400ワードを超える長文で、リンカーン記念堂のリフレクティング・プール改修という高額なプロジェクトを正当化するものだった。 ワシントン・ポスト、ABCニュース、イプソスが最近実施した世論調査によると、回答者の59%がトランプ氏には国を率いる認知能力が欠けていると考えており、55%が肉体的に健康ではないと回答した。 史上最高齢で大統領に就任し、来月80歳になるトランプ氏は、自身の健康状態は最高だと主張しており、11日には、「50年前と全く同じように感じる。素晴らしい」と断言した。【翻訳編集】 AFPBB News

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